大学受験〜負けず嫌いの逆転ホームラン〜

 

〝大学受験〟

 

私の人生の中でターニングポイントであったと言っても過言ではないこの大学受験。

 

私の考え方を含めて自己分析をする際に欠かせないと思ったので今回は私の大学受験の経験を書いていこうと思います。そしてこの文章がなんらかの形で大学受験を控える皆様へのアドバイスとなれば幸いです。

 

まず初めに私の大学受験までの学力について説明します。私は三人兄弟で兄弟構成は兄二人と私という構成でした。

 

両親が教育熱心ということもありましたが、一番上の兄が小学生の頃に塾でいい成績をとり御三家の中高一貫校に合格できたことを機に、兄弟で差はつけちゃいけないと下二人の子どもも自動的に中学受験をすることになりました。

 

両親は、これが私の見えない学力への負い目の原因になるとは思いもしなかったでしょう。

兄二人は成績優秀で下の兄も上の兄と同様、御三家と呼ばれる名門校に入学しました。

 

そして次は私の番、両親や親戚からの期待も高まる一方、小学生でまだ未熟の私は「なぜ周りのみんなは遊んでいるのに、私だけ塾に通い、勉強しなければいけないのか?」という疑問を抱えていたため勉強に集中できない日々が続くことになりました。

 

親も家庭教師をつけるなど最大限のサポートをしてくれはしたのですが、単純に学力が足りなかった、また私自身中学受験の意義を見出せていない故全くやる気が起きなかったせいもあり第一志望に不合格。滑り止めとしていた中高一貫校に通うことになりました。

 

今思うと、これから子どもに中学受験をさせる親御さんがすべき一番重要なことは初めに子どもに受験をしたらこんないいことがあるんだよというような意義を示し、やる気を引き起こしてあげるのが一番だと思います。

 

その学校は中高一貫校の女子校、もちろん一般的には勉強する環境は整っている方だとは思いますが兄の学校と比べると明らかに学力の差が甚だしく、しばし親戚からは「なんで一番下の子だけ上手くいかなかったのか」というような批評を直接的に言われないまでも幼いながら私は感じるようになりました。

 

兄たちもそのときは幼いがゆえに、喧嘩した際私に「お前はバカだからな」ということをストレートに言うこともあり、私の中高六年間は勉強に関しては兄弟に対するコンプレックスの塊だったと思います。

 

つまり私は大学受験の前の中学受験により、大きな学力コンプレックスを抱えていました。

 

しかし中高六年間を過ごしていく中で私自身成長し、これから出ていく社会においていかに学歴が大事なのかを認識し、中学受験の時には持ち得なかった〝受験の意義〟ないしは〝やる気〟が私を志望大学合格に導いてくれました。

 

兄二人は御三家中高一貫校に通っていたという自信からか、中高で勉強に勤しむ兆しはなく大学受験ギリギリまで遊びや部活に注いでいたため大学受験はいわゆる失敗。二人とも浪人することになりました。

 

私はそんな二人を見て、私は絶対にいい大学に入って見返してやるという気持ちから、今思うと気が狂いそうになるくらい勉強を頑張った記憶があります。

 

今なら朝8時から夜10時まで自習室にこもって勉強したり(一回もトイレに行かない日もあって先生に心配されました)、少しの移動時間にリスニング、単語の勉強、直前の毎日過去問演習の繰り返しなど絶対できないなぁと思います(笑)受験勉強しか見えなかった高校3年生は私の中で今も何かをやる時の自信や誇りとなっています。

 

さて、私の受験の成功への秘訣が〝受験の意義〟や〝やる気〟だったことは前述した通りですが、加えて第一志望の早稲田大学商学部の〝魅力〟でもあります。

 

私はもともと高校の頃の現代社会の授業が大好きで、その中でも物の需要・供給、経済・経営関係にのめり込んでおり、テストではほぼ全てが記述式にも関わらず満点近くの点数をとるほどでした。そんな中、大学の志望校を決める際になんとなく経営や経済系を学びたいなと決めていました。

 

また、私は他の記事にも書きましたが人と話すことが好きで将来は英語を用いて沢山の人と話してみたいという夢があったため、大学生活で留学という選択肢ができるよう、留学制度が充実している大学・学部を選ぼうとは決めていました。

 

そして上二つの条件をクリアするのが『早稲田大学商学部』でした。

 

さらに私は早稲田の沢山の、様々な種類の人が混在している校風や学生みんなが自由に色んなことをできる環境が大好きで、私もここで大学生活を過ごしたいと思いました。今思えば私は早稲田大学にぴったりの人種だったと感じるし、典型的な〝ワセジョ〟だと思います←

 

もちろん受験生時代の生活は決して楽なものではありませんでしたが、自分自身〝勉強の意義〟〝やる気〟〝志望校への羨望〟をはっきりと持っていたため、途中で投げ出したいという気持ちには全くなりませんでした。

 

こうして私は早稲田大学商学部に入学することができたのです。

 

正直受験直前は「こんなに死ぬ気で勉強した私が受からなくて誰が受かるの?」くらい自信に満ち溢れていました(笑)

(受験当日の詳細も書きたいけどそれはまた今度にしますね)

 

もちろん今から受験を控えている人は憧れの大学はありつつも、自分はバカだし、自分にはできないしという理由を掲げては努力しない人にはならないでほしいです。

 

それこそ大学受験に関しては顕著で、努力した分だけ成績は伸びます。勉強は努力を裏切らないものの一つです。目的ややるべきことがハッキリしている時にこそ出る人間のパワーは計り知れないと思います。

 

大学受験の経験を経て、私は何事にも挑戦しようとする行動力がついたし、自分に自信をつけることにもなりました。

 

つまり、若者よ努力せよ!!!

 

※ちなみに以下は私が大学受験直後に書いた合格体験です。この合格体験記もお世話になった塾のために何度も考察を繰り返し書いた内容なので一応載せておきます。具体的な方法を知りたい方は是非。(塾の宣伝がすごいですがお気になさらずに←)

 


私は2人の兄の影響もあり、大学受験に対する意識は同級生よりも比較的高いほうで、高校2年生の春から東進ではない某予備校で英語の講義を受けていました。そして高校2年生の秋頃からはほぼ毎日学校帰りは自習室に寄ってから帰宅するという生活を続けていました。しかし、センター試験同日受験での英語の点数は126点。勉強しているはずなのに思うように上がってくれない成績、1年後に迫るセンター試験、私は焦っていました。

 


東進に出会った契機は、元々国語に苦手意識があった私に友達が林先生の講義を勧めてくれた事でした。私自身、林先生はテレビなどで見たことがあり興味もあったので、高2の3月に春の体験講習を受けに行きました。その時点で通っている予備校を辞める気は全くなく、あくまで体験するだけという気持ちで東進あざみ野駅東口校に足を運びました。

林先生の授業がわかりやすく感動したのはもちろん、東進のシステムの説明を受け私に合っていると思い、すぐに入塾を決めました。

 


今振り返ると、東進に入塾して本当によかったし、きっと東進に出会えなかったら憧れの大学は憧れのままだったと思います。以下私がそう思った理由を記述していきます。

 


① 受講、高速マスターによるインプット

 


東進の受講はすべて録画したものを視聴するという方式のため、もし先生の言った事を聞き逃してしまったあるいは理解できなかった場合は何度でも戻って再生することができます。さらにとった授業は自分の好きなペースで受講することが可能なので、通常の予備校なら週1回のペースで進むところ東進であれば何倍も早く進むことができます。私は東進に入塾したのが高2の3月で周りより遅れていましたが、この制度のおかげで他の受験生との差を縮める事ができたと思います。学校の予定、○月までに終わらせなければいけない受講数を把握し、自ら予定をたてるという自己管理能力をも身につけることができました。

 


私が高速マスター講座で最も活用すべきだと感じたのは、英文法750です。

英文法750は大学受験には必須である文法事項を無駄なく学習することができ、センター試験ではそのまま出題されるような問題が並びます。センター試験では時間が鍵を握るため、みんなができるような文法問題は正確、かつ時間をかけずに解く必要があります。英文法750は文で出題されますが、私は最終的に暗記するくらいまでやりこんでいました。

この講座をマスターする頃には、センター試験の文法問題をみれば瞬時にどこが解答のポイントとなるかがわかるようになるはずです。また、文法750のアプリで毎日音読を繰り返すことでリスニング力の強化を図りました。

 


センター試験過去問演習講座を用いた徹底的な基礎固め&実践演習

 


受講を6月末までに終わらせ、夏休みからはセンター過去問演習講座に切り替えました。実際私のような私大志望者にはセンター試験は直接関係するものではありませんが、私はこの講座で夏休みの間に私大入試の大半を占める基礎を固めた事が合格に繋がったと思います。また、センター試験利用入試で滑り止めの学校をおさえる事は本命の大学への対策に多くの時間を割くことができるとともに、後々精神的に余裕を持つことができます。東進に入る前も〝受験は基礎が大事〟とどこの予備校、学校でも指導を受けましたが、いくら参考書を繰り返しても自分の基礎力がどれくらいなのか不安で自信の持てない日々を過ごしていました。しかし、この講座を利用することで自分の基礎力が点数として数値化され、間違えた問題は再度復習や受講をして補う事で無駄なく基礎を固めることができ、私自身8月のセンター試験本番レベル模試では目標点を達成することができました。その甲斐あってセンター試験本番は、見慣れた問題に緊張することもなく、9割という自己ベストをとることができました。

 


③ 志望校に合わせた過去問演習講座

 


センター過去問演習講座で基礎を固めた後はいよいよ私大の過去問に移ります。初めのころは5割弱くらいでしたが、一問一問丁寧な解説授業を何度も見て先生の解き方を真似して解きつづけました。第一志望の過去問の英語は10年分を3回以上は解くよう心掛けていました。数をこなす事で問題に対して慣れてくるので、同じ形式の問題の解き方は完全にマスターすることができると思います。試験当日過去問になかったような問題が出題されたこともありましたが、今までにこなした過去問の量を思い出し、自分はあれだけ解いたからきっと大丈夫という自信があったためパニックに陥ることはなく、落ち着いて取り組むことができました。

 


④ 担任助手の先生方との距離の近さ

 


私が通っていた東進の校舎は担任助手と生徒の距離が近く、私は初め担任助手の先生方が入塾して数日で名前を覚えてくださった事にすごく衝撃を受けました。さらに、勉強の事で悩んだときは真剣に私の話を聞いた上で、適切なアドバイスをして頂きました。そのようなアットホームな雰囲気もあってか、勉強を嫌になることはあっても東進に行くことを苦に感じた事はなく、実際受験まではほぼ毎日東進に通っていました。受験の日が近づくと先生方からお菓子やメッセージ、激励メールをいただき、受験の不安で押しつぶされそうな私にとってはとても心強かったのを覚えています。私は受験に大事なのは学力、精神力、体力だと感じますが、担任助手の先生方にはその内の精神面のサポートをして頂きました。

 

 

 

以上の東進のコンテンツを駆使し、私は憧れだった志望校に合格する事ができました。私の合格は、東進の私が通っていた校舎の校舎長、副校舎長、担任助手の先生方、家族、友達、学校の先生方の支えのおかげで得ることができたと思います。今後は受験勉強で培った忍耐を土台に自分の好きな経済学をより深く学び、ゆくゆくは職場で中心となって活躍するような女性になれるよう努力し続けます。

 

《これから受験を控えた皆さんへ》

 

私は自分の学力に対してコンプレックスを持っていましたが、1年間の受験勉強の結果、志望した大学に合格しコンプレックスを払拭することができました。大学受験は今までの学力に関係なく、努力すれば結果はついてくると思います。自分の実力を過小評価し過ぎず、客観的に自分の弱点を把握し、志望校に向かって努力し続けてください。ファイトゥッ!