人脈の大切さ

私が人生において思う最も重要なもの、つまり重きを置いているのは『人脈』です。

もちろんここで言う人脈とは、たくさんの人とただ出会えばいいと言うわけではありません。いざという時に手を差し伸べてくれないような人脈ならそれは人脈とは呼ばないと思います。

たとえばあなたが企業するとし、その際にいくらか資本金が必要だとします。資本する人はもちろんあなたの成功が保証されているわけではないので、ある程度あなたに信頼をおいていないとなかなか資本には手がつけられません。そんな時に少量の額でも投資してくれるような人があなたにとって人脈だと言えます。

私は一度友人に「君は将来企業したいという想いはないのか？もし君が企業しようとするなら僕は絶対に君に投資する。」と言われたことがあります。もちろん私は普通の大学2年生で、商学部とはいえ具体的に企業に詳しいわけでも、そのような話をしたわけでもありませんが、その友人は私の考えや性格を考慮し、そのような発言に至ったのだと思います。

ここで私は人脈というのは私の考えや性格を理解・賛同あるいは享受してくれた人たちが初めてそう呼べるのだと思いました。

では、そのためにはなにが必要か？

それは

『自分自身の芯をしっかりすること。』

ないしは、

『自分なりのブレない考えを持つこと』

です。

自分の考えを持っていなかったり、自分の考えが状況によって変わってしまったりする人についていきたい、援助したいと思う人はいないはずです。自分の考えをしっかり持って初めて、議論や分析ができるのです。

『人脈』が持てればあらゆるチャンスが舞い込んできたり、他の人と協力して何か成し遂げられたり、いざという時に助けてもらえるということもあります。これからの時代、人との繋がりを大事にしていくことが優先されると思います。

さて、前述した自分の考えをしっかり持つ方法はまず自分自身のことを理解する、つまり自己分析することが近道です。〝自己分析〟というと就活の前にやる堅いものという認識があるかもしれませんが自分の好きなもの、自分の大事にしたい考え、自分は何がやりたいのかについて考えることは意外と新しい発見があったり、心が整理できたりとメリットばかりです。

私の場合、留学というこの期間は自分を見つめ直し、自分がどういう人間でどういう考えを持ち、どういうことが将来やりたいかについてもっともっと深く掘り下げて考えていきたいと思っています。

ぜひ一度日常の喧騒を流れて〝自分〟について考える時間をもってみてはいかがですか？